【完】シンアイ
煙草を唇で軽く咥えて、火をつけて煙を吸い込む
近くに置いてある灰皿は既にかなりの量がたまっていて、灰皿の底が分からないくらいにまでなっていた
この人の肺大丈夫かな・・・
「ところでさ、結衣ちゃんってご飯作れる?」
「ある程度は・・・できます」
「じゃあさ、なんか作ってくれない?
もうずっと栄養補助食品ばっかりでさぁ・・・。
ちゃんとしたご飯食べてないんだよね」
男の言う通りで、ごみ箱には無数のゼリーの容器と見慣れないアルミ製の外装の袋がたくさん入っていた