【完】シンアイ

「そんな訳ないじゃないですか、信也さんの傍に居ますよ」

私の足元でしゃがみこんで、頭を抱える彼を見て笑ってしまう

本当に10歳離れているとは思えないくらい子供っぽいところも、たまらなく大好きだ

「ベッドいこ」

涙目の上目遣いで見上げてくる顔は、心臓に悪い
申し訳なさから、差し出された手をとって椅子から立ち上がる

同じタイミングで信也さんも立ち上がって手を繋ぐ


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