【完】シンアイ

「しょうがないですよ」

本当に今日に関しては運が悪かったとしか言えない

「17時には帰れるようにする、終わったらごはん食べに行こう」

「はい」

ベッドから降りて、私のそばに来てもう一度謝った後、信也さんは服を着替えるために寝室を出ていく

私の身長より少し小さい横幅1.5M程しかないこのクローゼットに二人分の衣服が入るわけなく、彼だけ持っている服の数が多すぎるので仕事部屋のクローゼットに服を入れていた

今住んでいるマンションは2LDKで、最寄駅まで徒歩15分と言う少し不便な立地だけれど
大型ショッピングモールが徒歩数分圏内にある便利さから抜け出そうとは思わない


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