【完】シンアイ

カウンターの席と襖と壁で仕切られた店内
一番奥の窓からは、先ほど見ていた川向こうの景色が見える

「椎葉さん、お待ちしておりました

こちらへどうぞ」

一番奥の席に案内されて、襖を開ければテーブルの上に三人分のお箸とおしぼり置きが置いてあって、椎葉さんは迷わず一番奥の席に座る

「柊さんどうぞ」

「いいよ、先に座って」

上座を譲られ、椅子の奥に私が座って、私の左側に柊さんが座る
それと同時にお茶と料理が出てくる

前菜のような小さな皿に入った料理が数種類

まさか、これはコース料理?財布に幾らお金入ってたかな・・・


< 337 / 400 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop