【完】シンアイ
指輪を持った信也さんに対して、断る理由もなくてそっと左手を差し出す
左手薬指にそっと指輪が差し込まれ、間髪入れずに直ぐに指輪にキスが落とされる
「愛してる」
不意打ちの行動と囁かれた愛の言葉に、思わず思考が停止する
「顔真っ赤だね、かわいい」
「私も愛してます」
家族になってくれて、ありがとう
旦那さんでいてくれて、ありがとう
私をあいしてくれて、ありがとう
数え切れないほどの愛情と感謝を、ありがとう
たとえ、2人だけの家族でも何も言わない
貴方が居てくれればそれだけで満足だから・・・
これからもずっと、家族でいよう