【完】シンアイ

「また、作りに来てもいいですか」

「・・・流石に悪いよ、学生なんだしもっと他の友達と遊んできなよ」

「じゃあ勉強教えてください

宮脇さんが得意なのだけでも」

「・・・毎日は来なくていいよ

だだし、条件が2個

来るのは火曜か木曜日のどっちかだけ、18時には家に帰ること」

これは、来てもいいよってことなんだろうか

「後で作れるもの教えて、ない材料買って置いとくから」

「はい!」

「カレー冷めるよ」

「ありがとうございます」

早々に食べ終わった宮脇さんは、じっと私を見ていて
その目が、暖かくて優しい目線なのに何故か寂しさを感じた

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