【完】シンアイ
みそカツなんて、人生で一度も食べたことはなかったけれど、このみそカツおいしい
「ごちそうさまでした」
「おいしそうに食べてくれてよかった
信也も寝てるし、俺もしばらくいるから買い物行くんだけど、結衣ちゃんも来る?」
「いいんですか?」
「こんな何もない家でいても暇だし、夜ごはんまで時間あるから
差し支えなかったら、だけど」
煙草を咥えて、食べ終わった食器を自分のものと私のものを2枚持って、キッチンに歩いていく
一度灰皿に煙草を置いて、洗い物を始める柊さんを手伝おうと、柊さんの横に立って、食器の泡と汚れを水で流していく