【完】シンアイ
試着室に向かい、渡された服を着て全身鏡を見れば、いつもは着ない黒色を着ているはずなのに、自分でも驚くほど似合っていていて、履いてきたローファーも違和感なく服にマッチしてる
試着室から出て柊さんを見れば、目を細めて笑って、私が手に持っていた制服の入ったお店の紙袋を持って店をあとにした
「好きに選んでいいよ」
そういわれショッピングモール内を歩いても、興味ひかれるものはなかった
むしろゲンナリしてしまうのは、なんでだろうか
「結衣ちゃん、もっと甘えてくれても大丈夫なんだよ
これは今まで信也にご飯を作ってくれた結衣ちゃんに対する報酬なんだから
・・・遠慮する理由なんてないんだよ?」