優等生の腹黒@学園ラブ物語 キアラとカシアス 魔法の恋の行方・シリーズ9
魔法陣の授業
最終学年は、選択授業が多くなる。
フェアリー、魔族、獣人、妖怪、精霊など、
それぞれの出自の特性があり、
それにあわせた講座が開講される。
<魔法陣の講座>
これは、魔法を使う種族、フェアリー、魔族、精霊、ドワーフの一部が受講することが多い。
各種族に伝わる伝統的な魔法陣を学び、その特徴、応用を学んでから、
自分のオリジナル魔法陣を作成するという実習がある。
先天的な魔力量もあるし、地上に描く、空中に描く、水面に描くなど、使い手の特性や技量もある。
評価が一番低いのは、描きやすい地上、
次に空中に描く、最も評価が高いのは水面になる。
安定性の悪い水面で描くのは、
相当に、技術と魔力が必要になるからだ。
その他、複雑な図形であること、完成までの描くスピードも要求される。
ドワーフは地上に魔法陣を描くが、単純な図形が特徴、
しかも、時間がかかる。
水系フェアリーは水面に描くが、魔力量が少ないので、すぐに崩れてしまう。
魔族は、空中に描く事が多い。
風がなければ、図形の安定性と
スピードが保てるからだ。
どれもが天候、風向きも影響が大きい。
どのようにすれば評価が、高くなるのか、
優等生であることにこだわるカシアスは、戦略を立てていた。