優等生の腹黒@学園ラブ物語 キアラとカシアス 魔法の恋の行方・シリーズ9
すっと、カシアスの持ってきた深紅の薔薇が、
窓の外に出されて、くるりと天空に輪を描いた。
美しい魔法陣が出現して、そこからたくさんの花が降ってくる。
「フラワーシャワーだ。
アラゴンの喜びの魔法だよ」
シオンが手の平で、落ちてくる花を受け止め、
カシアスの耳元で素早くささやいた。
「もし、アラゴンに決闘を申し込まれたら、キアラにアラゴンの弱点を聞くといい。
そうすれば、最悪でも引き分け、なんとか勝てるだろうから」
そう言って、
シオンは、2階の窓に手を振った。
カシアスも、同じように手を振った。
週末に来る時は、どんな花を持ってくるのがいいのだろうか。
舞い散る花の雨のなかで、カシアスは考えていた。
窓の外に出されて、くるりと天空に輪を描いた。
美しい魔法陣が出現して、そこからたくさんの花が降ってくる。
「フラワーシャワーだ。
アラゴンの喜びの魔法だよ」
シオンが手の平で、落ちてくる花を受け止め、
カシアスの耳元で素早くささやいた。
「もし、アラゴンに決闘を申し込まれたら、キアラにアラゴンの弱点を聞くといい。
そうすれば、最悪でも引き分け、なんとか勝てるだろうから」
そう言って、
シオンは、2階の窓に手を振った。
カシアスも、同じように手を振った。
週末に来る時は、どんな花を持ってくるのがいいのだろうか。
舞い散る花の雨のなかで、カシアスは考えていた。