幼なじみにキュンしてる
キッカケはバレンタイン
昨日の夜は、それはそれはもう私にとって、何を放り出してでも、あることをやり遂げないといけない日だった。
そのあること、とは……バレンタインのチョコを作ること。
そんなキュンな行事ごとなんて、もう何年もスルーしてきた私にとっては、一大イベントだった。
いや、私以外の女の子もきっと一大イベントだと思っている子はたくさんいたはず。
私は例年通り、スルーするイベントのはずだった。
でも昨日の帰り、アイツに告白しようとしてる女子たちの話をいくつか耳にして、なんか胸がこう……ギュッてなった。
いつもなら、「モテるなぁ」と思って終わりなのに、今年に限って胸がざわついた。
私、井上真梨香は、いわゆる、恋……をしてしまったのだ。
よりにもよって、幼なじみのアイツに。
そう考えると、居ても立っても居られなくて、昨日の夜に、柄にもなくチョコなんてものを作ってしまった。今まで、一度たりとも作ったことないのに。
出来栄えは、まぁ……良くも悪くもないといった感じだった。
そのあること、とは……バレンタインのチョコを作ること。
そんなキュンな行事ごとなんて、もう何年もスルーしてきた私にとっては、一大イベントだった。
いや、私以外の女の子もきっと一大イベントだと思っている子はたくさんいたはず。
私は例年通り、スルーするイベントのはずだった。
でも昨日の帰り、アイツに告白しようとしてる女子たちの話をいくつか耳にして、なんか胸がこう……ギュッてなった。
いつもなら、「モテるなぁ」と思って終わりなのに、今年に限って胸がざわついた。
私、井上真梨香は、いわゆる、恋……をしてしまったのだ。
よりにもよって、幼なじみのアイツに。
そう考えると、居ても立っても居られなくて、昨日の夜に、柄にもなくチョコなんてものを作ってしまった。今まで、一度たりとも作ったことないのに。
出来栄えは、まぁ……良くも悪くもないといった感じだった。
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