2ねんせいの夏。
夏空の下で
屋上では澤田親子が珍しく二人きり。
『眩しい!空が青いなぁ。
平日のこんな時間に太陽にあたってるなんていつぶりだ!?』
父が言う。
『年に一度の屋上が今年は二回目だよ。』
貴が言う。
『…暑っ!!』
父が言う。
『遅っ!
夏なんだからあたりまえだよ。
しかも屋上って、太陽に近づいちゃってるし!』
貴がつっこむ。
『そうだな。』
父が言う。
『こんなとこ来て何するわけ?』
貴が言う。
『何って…別に?
暇だから息子の話でも聞いてやろうかなぁって。』
父が言う。
『暇だから…そうですか。』
貴が呆れる。
『蝉鳴いてるなぁ…
蝉採りでも行くか!』
父が提案する。
『行かないよっ!いくつだよ俺。潤と行けよ…ってか、怪我人はじっとしてろよ。』
貴が呆れる。
『小さい時も蝉採りなんて、二人で行かなかったよな。』
父が言う。
『カブト虫ならまだしも、蝉なんて親子で採りに行かないだろ。』
貴が言う。
『そうなのか!?』
父が言う。
『…いや、あんまり知らないけど。』
貴が言う。
『眩しい!空が青いなぁ。
平日のこんな時間に太陽にあたってるなんていつぶりだ!?』
父が言う。
『年に一度の屋上が今年は二回目だよ。』
貴が言う。
『…暑っ!!』
父が言う。
『遅っ!
夏なんだからあたりまえだよ。
しかも屋上って、太陽に近づいちゃってるし!』
貴がつっこむ。
『そうだな。』
父が言う。
『こんなとこ来て何するわけ?』
貴が言う。
『何って…別に?
暇だから息子の話でも聞いてやろうかなぁって。』
父が言う。
『暇だから…そうですか。』
貴が呆れる。
『蝉鳴いてるなぁ…
蝉採りでも行くか!』
父が提案する。
『行かないよっ!いくつだよ俺。潤と行けよ…ってか、怪我人はじっとしてろよ。』
貴が呆れる。
『小さい時も蝉採りなんて、二人で行かなかったよな。』
父が言う。
『カブト虫ならまだしも、蝉なんて親子で採りに行かないだろ。』
貴が言う。
『そうなのか!?』
父が言う。
『…いや、あんまり知らないけど。』
貴が言う。