2ねんせいの夏。
約束
『三人はさぁ、高校行ってないわけだけど、これからどうするんだ?』
貴が聞く。
『そうだなぁ、
行く…かなぁ…そのうち。』
『そだな、そのうち。』
『うん、行くよ。』
三人の前向きな答え。
『じゃあ…じゃあさぁ、』
貴が言う。
『なんだよ。』
『皆で行かないか?』
『…何言ってんだ?
お前は高校行ってるだろ?』
『そんなのどうにでもなるよ。
休学したって、留年したって…。あっ、やめて違うとこ行ったって。』
『金持ちは気楽でいいよなぁ、金持ちは皆そうだと思われるぞ。』
『金持ちじゃねえよ、小遣いは少ないし、結構ケチケチしてるし…』
『おじさんとおばさんが許してくれないだろ!』
『なんだ!?
皆俺と一緒が嫌なのか?』
拗ねる貴。
『そういう問題じゃあ…』
『我儘な子供がいるよ…』
『やっぱ俺って言い続けるんだ…』
『貴、僕はずっと一緒だよ』
『宏!お前も高校行ってるだろ!』
『どうにでもなるよ、お前達、お前達はどうするんだ?貴の提案を受け入れない気か?どうなんだ!!』
『どんだけ、貴の味方すんだよ宏は。』
『本当に…。』
貴が聞く。
『そうだなぁ、
行く…かなぁ…そのうち。』
『そだな、そのうち。』
『うん、行くよ。』
三人の前向きな答え。
『じゃあ…じゃあさぁ、』
貴が言う。
『なんだよ。』
『皆で行かないか?』
『…何言ってんだ?
お前は高校行ってるだろ?』
『そんなのどうにでもなるよ。
休学したって、留年したって…。あっ、やめて違うとこ行ったって。』
『金持ちは気楽でいいよなぁ、金持ちは皆そうだと思われるぞ。』
『金持ちじゃねえよ、小遣いは少ないし、結構ケチケチしてるし…』
『おじさんとおばさんが許してくれないだろ!』
『なんだ!?
皆俺と一緒が嫌なのか?』
拗ねる貴。
『そういう問題じゃあ…』
『我儘な子供がいるよ…』
『やっぱ俺って言い続けるんだ…』
『貴、僕はずっと一緒だよ』
『宏!お前も高校行ってるだろ!』
『どうにでもなるよ、お前達、お前達はどうするんだ?貴の提案を受け入れない気か?どうなんだ!!』
『どんだけ、貴の味方すんだよ宏は。』
『本当に…。』