2ねんせいの夏。
“あさがおの観察”をする
小学生コンビ、

その横で洗濯物を干す
あかねさん。

部活に出かけて行く慎に、

図書館に出かけようとする亜子。

それを見て小学生コンビは
ついて行くといって、
夏休みの宿題を詰めた鞄を持つと、
先を行く亜子を追い掛けて出ていった。

しばらくして、
慌てて起きた奈々が家をとび出すと、洗濯物を干す
あかねさんに言った。

『部活あるんだった!!
予定表帰ったら見せるから、
起きてこない日は起こしてっ!』

そのまま走って見えなくなった。

『わかったわ。』

そんなあかねさんの言葉も
聞かずに。


『あのっ、
ここに野田 春って奴がいるって聞いたんですけど…』

洗濯物を干し終わろうとする
あかねさんに、声を掛けたのは、見知らぬ男。

歳は…春達と同じくらい?

『いますけど。』

『呼んでもらえますか。』

そう続いた会話のあと、
あかねさんは、家に入った。
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