2ねんせいの夏。
朝になって、
いつもと変わらなくて、
でも、
健は子犬にべったりで
みんなで名前考えたりして、
楽しそうで。
貴を見て、
春と宏が笑ってるのが、
貴には気に入らなくて。
『春君、野球の観戦チケット、
春君達の分も
とってくれるってさ。』
『まじで?』
聞いてたのに知らないふりをして驚く春を、宏が笑って見ていた。
『あっ、健、
今日も野球の練習だろ。』
『そうだった!』
『わんこは奈々ちゃん達に預けて行くぞ。』
『いい子にしてるんだよ。』
名残惜しそうに離れる健を、
しっぽを振りながら玄関まで
追い掛ける子犬。
『帰ったら遊べばいい、
待っててくれるんだから。』
『行こう、春君!』
健は元気よく家をとびだした。
『おいっ!
グローブ忘れてる!』
いつもと変わらなくて、
でも、
健は子犬にべったりで
みんなで名前考えたりして、
楽しそうで。
貴を見て、
春と宏が笑ってるのが、
貴には気に入らなくて。
『春君、野球の観戦チケット、
春君達の分も
とってくれるってさ。』
『まじで?』
聞いてたのに知らないふりをして驚く春を、宏が笑って見ていた。
『あっ、健、
今日も野球の練習だろ。』
『そうだった!』
『わんこは奈々ちゃん達に預けて行くぞ。』
『いい子にしてるんだよ。』
名残惜しそうに離れる健を、
しっぽを振りながら玄関まで
追い掛ける子犬。
『帰ったら遊べばいい、
待っててくれるんだから。』
『行こう、春君!』
健は元気よく家をとびだした。
『おいっ!
グローブ忘れてる!』