2ねんせいの夏。
『だから?
真砂希に期待して下さいって?
意味分かんないんだけど。』

『亜子ちゃん、昔から優しいから。』

『ないから。そんなこと。
私は自分に向いてる事やるの。
人のためにやりたい事諦めたりしないから。』

『医者は、亜子ちゃんに向いてないって事?』

『……』

『まぁいいや、じゃあね。』

『が、頑張りなさいよ。』

『わかってる。』

その後、亜子が、真砂希に微笑んだ事、真砂希は知らずに帰って行く。

これからは
やることがいっぱいあって、
当分遊びにくる事も出来ないだろうと亜子は思った。

『真砂希の夏休みはもう終わりか。』

そう呟いた亜子に

『夏休みはまだまだあるよ。』

と言う健。

『いっぱい遊ぶぞぉ。』

潤が叫んで二人は走りだしたので、亜子はその後を追って家に帰った。

家に着くと
貴、宏、春、太陽がいて。

何か考え込む4人。


今日も、
一日暑い日になりそうだって、
お手伝いさん達が言った。
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