2ねんせいの夏。
しばらくして良太が親達に挨拶に行く。

『お邪魔してます。』

『おぉ、良太君。今日は…』

『友達としてお邪魔してます。』

『ゆっくりしてってよ。』

変な会話?

『仕事はどうだ?』

『まぁ大変ですけど、なんだか知り合いばっかりで変な気分です。』

『そうか、そうだな。』

『助けられてるところもあっていいんだか、悪いんだか。』

『これからもうちの子達を、よろしく頼むよ。』

『はい、こちらこそ。』

変な会話?

『良太ー!こっち来いよー。』

貴が呼ぶ。

良太は親達に会釈して貴達の方へ行く。

貴の両親は苦笑い。

『変な関係ね。』

貴達の母親が言った。

『良太君も大変だな。』

『うん。』

六人の親が皆で頷いた。

< 97 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop