Contact〜再会した初恋の君に〜
「あぁ、毎週会えるなんて、俺が彼女の運命の人だったりするのかもな~」
「たかだか4回会えたくらいで運命とか言わないでください」
「そういえば、お前がいつまで経っても紗希ちゃんと飲みに行く日を決めてくれないから、自分で誘ったんだ」
「あいつ、飲みに行くって言ったんですか?」
「…今は忙しくて時間がないから、そのうちに、って言われたよ」
「そのうちに…って、あいつ断らなかったのかよ」
「なんだよ。断られる前提ってのは。俺だってもう何度も話しているし、嫌われてる感じはない」
「えっ。松本先輩、それマジですか!?」
「お前、前から思っていたが、意外と失礼なこと言うよな。俺だってモテないこともない」
「…まぁ、そうでしょうけど…」
「お前さ、いつまで経っても紗希ちゃんに一緒に飲みに行こうって、声かけてくれてなかったのは俺の恋路を邪魔してるんじゃないだろうな?」