Contact〜再会した初恋の君に〜

さすがに何か手立てを考えないといつまでも会えそうもないと感じ、叔父を頼ることを決めた。

「叔父さん。俺さ、前に話していた子と会う時間を作りたいんだけど、なかなかタイミングが会わなくて困っているんだ」

「前とは?」

「大学に行く前の…。で、ここでまた会えたんだよ。でも、4月に話したっきりで見かけることはあっても話ができていないんだ」

「どこの…何科にいる子かね?」

「カウンセリングルームの子なんだけど…」

「あぁ…。八神さんの奥さんがいるところか」

「それで、叔父さんにシフトを代わってほしいと考えていたんだけど可能かな?」

「まぁ、かわいい甥っ子のためだからな。必ずとは言えないが、何かあれば相談してくれ」

「ありがとう、叔父さん。その時がきたら頼みます」と頭を下げた。
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