愛しい人。〜少年の日の思い出の続き〜
「エーミール、今日ね、僕の好きなハンバーグが出てね…」
いつからだろう、

レオが笑うと、胸がドキドキして、
レオが泣くと、自分のために泣いてほしい
と思うようになったのは…

この感情を知らないまま、レオは日本に引っ越しっていった。

日本に引っ越す、と聞いたとき、僕は泣いた。

あまり泣かなかった僕は、こんなにレオのことが大切なんだと
改めて思った。
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