君のことが大嫌い
それにはちゃんと理由がある。

君は私と違い、活発。

簡単に言うと、根っからの陽キャという感じ。

休み時間は席を囲む友達とわいわい喋り、それでいて授業中に騒いで注意されるのは君の友達だけだった。

陽キャであり、真面目らしい。

すごく必死に黒板の板書をノートにとっている姿が、先生が君の友達を注意する声をあげて振り向いたとき、ちょうど目に入ったから。

「それではここ、藍住さん」

「はいっ!!」
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