君のことが大嫌い
四章
君はアイスココアを1口飲むと、ゆっくり口を開いた。
「始まりは、俺の片思い」
想定外の話し出しに思わずフリーズしてしまった。
それでもお構い無しに、君は言葉を続ける。
「こんな形で伝えるのは嫌だったけど……。でも、涼香に聞いてもらいたい」
まっすぐ目を見て伝えられて、私はうん、と頷いた。
「俺、1年の頃から好きなんだ。涼香のこと。でもそれを話したら、俺のがかっこいいとかそんな感じのグループに目をつけられた」
どんどん視線が下がっていく。
それだけ苦しかったんだろう。
「始まりは、俺の片思い」
想定外の話し出しに思わずフリーズしてしまった。
それでもお構い無しに、君は言葉を続ける。
「こんな形で伝えるのは嫌だったけど……。でも、涼香に聞いてもらいたい」
まっすぐ目を見て伝えられて、私はうん、と頷いた。
「俺、1年の頃から好きなんだ。涼香のこと。でもそれを話したら、俺のがかっこいいとかそんな感じのグループに目をつけられた」
どんどん視線が下がっていく。
それだけ苦しかったんだろう。