君のことが大嫌い
「いないよ!ただ、明るいなって思っただけ」

君の周りはいつも、太陽みたいに明るいように見えた。

思い思われ、お互いが大切な人同士で、理想的な関係を築いている。

なんとなく、そんな気がした。

「そうだね。いつも楽しそうだよね、あのグループ」

美香も君の席の方を見つめて微笑んだ。

「それよりさ、5限目の課題終わってる?」

コロッと表情が変わり、申し訳なさそうに眉を下げた。
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