君のことが大嫌い
それでも授業を受けるから、お昼休みを合わせて実質1時間だ。

これはこういうことで、それは……そう、合ってる。

こんなことを繰り返していくうちに、余裕で終わった。

きっと美香は飲み込みが早い方だ。

「ほんとありがと!助かったぁぁ」

繋いだ手をブンブン振りながら、輝いている笑顔を向けられる。

可愛いなぁ、ほんとに。

美香の笑顔で、私はいつも学校を楽しめているのを身をもって感じた。


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