公爵閣下、あなたが亡妻を愛し続けるので後妻の私を愛せないというならお好きなようになさったらいいですわ。ただし、言行不一致で私を溺愛するなんてことは勘弁して下さいね
「みなさん、ブレントン・ウインズレットです。わが妻がずいぶんとお世話になったとか。みなさんの祝福も含め、すべてに感謝申し上げます。落ち着いたら、パーティーを開くつもりです。参加いただけましたらさいわいです」
「もちろん」
「かならず参加します」

 ご近所さんたちは、口を揃えて参加表明してくれた。

「ミユは、かならずやしあわせにします。その点は、どうかご安心ください」

 ブレントンは、そう言いつつわたしの肩を抱く。

 ご近所さんたちは、再会を約束して去って行った。
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