公爵閣下、あなたが亡妻を愛し続けるので後妻の私を愛せないというならお好きなようになさったらいいですわ。ただし、言行不一致で私を溺愛するなんてことは勘弁して下さいね
「いっそ、閣下が国王になってこの国を支配すべきです」
「イーサンの言う通りですわ、閣下。閣下なら、宰相たちに思いのままさせないでしょう」
「おいおい、イーサン、ジリアン。無責任なことを言うな。それに、不穏すぎる」
「だって閣下、この国はどんどんおかしな方向に進んでいます。それも、宰相たちが国王を蔑ろにし、権勢をふるっているからです。閣下なら……」
「やめろ、イーサン」
ブレントンが鋭く遮った。
イーサンは可愛らしい口をつぐむ。
「イーサンの言う通りですわ、閣下。閣下なら、宰相たちに思いのままさせないでしょう」
「おいおい、イーサン、ジリアン。無責任なことを言うな。それに、不穏すぎる」
「だって閣下、この国はどんどんおかしな方向に進んでいます。それも、宰相たちが国王を蔑ろにし、権勢をふるっているからです。閣下なら……」
「やめろ、イーサン」
ブレントンが鋭く遮った。
イーサンは可愛らしい口をつぐむ。