中学生
あたしは、その夜、真剣に考えた………
諒介の事………



「おはよう嘉穂!!!」
朝、あたしが家を出たら、諒介がいた。
「なんか、朝早くにごめんな?」
「なんで?わざわざ来てくれてありがとう♪
家、逆だったでしょ??」
「でも、嘉穂のためだからなぁ!」
諒介は恥ずかしい言葉をサラっと言った。
「ありがと☆」
あたしはそういうのが
精一杯だった。
あたし達は学校に向かった。


「ねー諒介???」
「ぅん?」
「放課後、話あるんだけど……」
あたしは諒介に言った。

そう。それは昨日一生懸命考えて出した結論。
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