さよなら、真夏のメランコリー
三 動き出した心
七月の半分以上が過ぎ、夏休みに入った。
初日は真菜とかき氷を食べに行き、二日目と三日目は一緒に課題をこなした。
三日連続会うというまさかの出来事に、彼女と『学校がある日と変わらないね』と笑い合った。
だけど、真菜が誘ってくれることが嬉しかった。
ぽっかりと開いた穴を埋めるようであっても、彼女と過ごす時間は私を笑顔にしてくれたから。
それから、バイトを始めることになった。
真菜のバイト先で立て続けに高校生が辞め、人手不足になったのだとか。
『美波もバイトしたいんだよね? よかったら一緒にやろうよ!』
明るく声をかけてくれた彼女は、きっと私を心配してくれているのだろう。
ありがたいというのはもちろん、素直に嬉しかった。
それに、バイト経験がない私にとっては、心強くもあった。
特になにがやりたいかもわからなかったし、自分に務まるのか自信もない。
そんな気持ちでいたからこそ、真菜と一緒に働けるのなら不安は和らぐ。
緊張したけれど、夏休み四日目に彼女と買いに行った履歴書を丁寧に埋め、その翌日に面接を受けて無事に採用が決まった。
そして、夏休みに入ってちょうど一週間の今日は、バイト初日だ。
初日は真菜とかき氷を食べに行き、二日目と三日目は一緒に課題をこなした。
三日連続会うというまさかの出来事に、彼女と『学校がある日と変わらないね』と笑い合った。
だけど、真菜が誘ってくれることが嬉しかった。
ぽっかりと開いた穴を埋めるようであっても、彼女と過ごす時間は私を笑顔にしてくれたから。
それから、バイトを始めることになった。
真菜のバイト先で立て続けに高校生が辞め、人手不足になったのだとか。
『美波もバイトしたいんだよね? よかったら一緒にやろうよ!』
明るく声をかけてくれた彼女は、きっと私を心配してくれているのだろう。
ありがたいというのはもちろん、素直に嬉しかった。
それに、バイト経験がない私にとっては、心強くもあった。
特になにがやりたいかもわからなかったし、自分に務まるのか自信もない。
そんな気持ちでいたからこそ、真菜と一緒に働けるのなら不安は和らぐ。
緊張したけれど、夏休み四日目に彼女と買いに行った履歴書を丁寧に埋め、その翌日に面接を受けて無事に採用が決まった。
そして、夏休みに入ってちょうど一週間の今日は、バイト初日だ。