はやく俺のこと好きになってよ、先輩。


体育祭が閉幕したあとは、片付けやら何やらで、結局、一ノ瀬くんと話す時間はないまま家に帰って来た。



待ってた方がよかったのかな・・・


いや、いつになるかわからないし帰ってきてよかったよね。


改めて話すことがあるわけでもないし。


あ、でもデートのこととか?次の休みって言ってたけど、明日?・・・まさかね。月曜日も振替で休みだけど・・・


・・・・・・って、
なんでこんなに考え込んでんだ、私。



一ノ瀬くんに聞けばいい話じゃない。



でも、なんて連絡するの?

デートのことだけど・・・って?


いや、それじゃすごい楽しみにしてるみたいじゃん。


ああー、一旦考えるのやめよ。


疲れてるし、ご飯食べて早くお風呂に入ろう。

< 61 / 183 >

この作品をシェア

pagetop