どんな君も、全部好きだから。
そんな私と目が合った瞬間、西村くんはふいに真顔になって更に私の顔をじっと見てくる。
なっ・・・なんだろう・・・?
顔に何か付いてる・・・?
「待って待って、にっしー見すぎだから」
戸惑う私を見て、神崎さんが西村くんを制止してくれる。
「早坂さんのこと可愛いなとか思ってたんでしょ」
「あ、バレた?さすが彩香」
「もーあんたは可愛い子見つけるとすぐそーなんだから」
西村くんがさらっと神崎さんの言葉を肯定したので、私は思わず顔が赤くなってしまう。
お世辞だってわかってるけど、慣れないことを言われるとどう反応していいかわからないな・・・。
「やー、だってあんま早坂さんの顔見たことなかったんだけど、よく見たら――」
「にっしー、次移動だから行こ」
そのとき。
それまで頬杖をついてスマホを操作していた夏海くんが西村くんの言葉を遮った。
夏海くんは少し大きな音で椅子を引きながら立ち上がる。
なっ・・・なんだろう・・・?
顔に何か付いてる・・・?
「待って待って、にっしー見すぎだから」
戸惑う私を見て、神崎さんが西村くんを制止してくれる。
「早坂さんのこと可愛いなとか思ってたんでしょ」
「あ、バレた?さすが彩香」
「もーあんたは可愛い子見つけるとすぐそーなんだから」
西村くんがさらっと神崎さんの言葉を肯定したので、私は思わず顔が赤くなってしまう。
お世辞だってわかってるけど、慣れないことを言われるとどう反応していいかわからないな・・・。
「やー、だってあんま早坂さんの顔見たことなかったんだけど、よく見たら――」
「にっしー、次移動だから行こ」
そのとき。
それまで頬杖をついてスマホを操作していた夏海くんが西村くんの言葉を遮った。
夏海くんは少し大きな音で椅子を引きながら立ち上がる。