どんな君も、全部好きだから。
離れることを決めた日
二時間目の後の休み時間。
昨日私が帰ってから教室であったことの全てを瑞希ちゃんと楓ちゃんが教えてくれた。
私は考えがまとまらなくてしばらく言葉を発することができなかったけど、
「夏海くん・・・クラスのみんなに悪く言われたりしてなかった・・・?」
いちばん最初に出た言葉はそれだった。
何よりも気になっていることだ。
夏海くんはクラスの中心にいる人で。
みんな夏海くんが好きで。
夏海くんを取り巻く今のクラスの楽しい雰囲気が私も好きだった。
昨日はきっと私をかばってくれたんだよね・・・?
でもそのせいで夏海くんがみんなから悪く思われてしまうのはとても耐えられない。
「そこは、神崎さんがフォローしてたから大丈夫だと思うよ。朝もみんな夏海くんに普通だったでしょ?」
瑞希ちゃんの言葉を聞きながら朝の風景を思い出してみる。
確かに夏海くんが教室に入ったときのみんなの雰囲気はいつもと変わりなかった。
少しだけほっとする。
昨日私が帰ってから教室であったことの全てを瑞希ちゃんと楓ちゃんが教えてくれた。
私は考えがまとまらなくてしばらく言葉を発することができなかったけど、
「夏海くん・・・クラスのみんなに悪く言われたりしてなかった・・・?」
いちばん最初に出た言葉はそれだった。
何よりも気になっていることだ。
夏海くんはクラスの中心にいる人で。
みんな夏海くんが好きで。
夏海くんを取り巻く今のクラスの楽しい雰囲気が私も好きだった。
昨日はきっと私をかばってくれたんだよね・・・?
でもそのせいで夏海くんがみんなから悪く思われてしまうのはとても耐えられない。
「そこは、神崎さんがフォローしてたから大丈夫だと思うよ。朝もみんな夏海くんに普通だったでしょ?」
瑞希ちゃんの言葉を聞きながら朝の風景を思い出してみる。
確かに夏海くんが教室に入ったときのみんなの雰囲気はいつもと変わりなかった。
少しだけほっとする。