どんな君も、全部好きだから。
「去年の夏ぐらいからかな、告白されてもちゃんと断るようになって。完全に落ち着いたんだなって思った。で、夏休み入ってすぐに告白したんだよね、わたし賢斗のことずっと好きだったから」
昔を思い出しながら話す神崎さんが不意に爆弾発言をしたので、私は目を見開いてしまった。
いま飲み物を飲んでいたらぜったい吹き出していたと思う。
これから付き合うのかなって想像したこともあった二人だったけど、すでに神崎さんは告白済みだったなんて。
そしてあっさりそれを教えてくれたのもまた衝撃だった。
「そしたら『好きな子がいるから付き合えない』って言われて。本気で好きになれる子見つけたんだなって、フラれたけど嬉しかった。昔の荒れてる賢斗知ってたからさ」
そう穏やかな表情で話す神崎さんは私の知らない夏海くんを思い出していて、私は少しだけ胸がチクッとするのを感じた。
「でもずっと誰とも付き合う気配ないし特別仲良くしてる女子もいなさそうでさ。好きな子とはどうなってるのかだんだん心配になってきちゃって。それが・・・早坂さんだったんだね」
昔を思い出しながら話す神崎さんが不意に爆弾発言をしたので、私は目を見開いてしまった。
いま飲み物を飲んでいたらぜったい吹き出していたと思う。
これから付き合うのかなって想像したこともあった二人だったけど、すでに神崎さんは告白済みだったなんて。
そしてあっさりそれを教えてくれたのもまた衝撃だった。
「そしたら『好きな子がいるから付き合えない』って言われて。本気で好きになれる子見つけたんだなって、フラれたけど嬉しかった。昔の荒れてる賢斗知ってたからさ」
そう穏やかな表情で話す神崎さんは私の知らない夏海くんを思い出していて、私は少しだけ胸がチクッとするのを感じた。
「でもずっと誰とも付き合う気配ないし特別仲良くしてる女子もいなさそうでさ。好きな子とはどうなってるのかだんだん心配になってきちゃって。それが・・・早坂さんだったんだね」