どんな君も、全部好きだから。

初めてのキス

夏休みの間、夏海く・・・賢斗くんとお出かけしたりした。

今度は私の家にも来てほしかったんだけど、賢斗くんがしきりに外で会いたい、どこか出かけたいと言ったので、結局まだ私の家族には会ってもらえていない。


いろんなところに遊びに行ってすごく楽しかったけど、賢斗くんの様子になんとなく違和感があった。

いつも私のことを気遣ってくれる優しいところは変わらない。

むしろ今まで以上に私のことを大切にしようとしてくれているのを感じるんだけど。


私に触れたりすることが極端に減ってしまったような気がして。

なんだか賢斗くんの温もりが遠く感じて・・・私は少し寂しかった。


そんなふうに小さなモヤモヤを抱えながら夏休みを過ごし、あっというまに二学期が始まった。
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