どんな君も、全部好きだから。
番外編③
三年生になった日のこと
「教室に優依がいねーとか、学校くる意味ないじゃん・・・」
今日は三年生になって最初の日。
一時間目の後の短い休み時間、私の机で突っ伏しながら賢斗くんが力なくそう言った。
私と賢斗くん、三年生ではクラスが離れてしまった。
しかも楓ちゃんと瑞希ちゃんとも離れてしまったんだよね・・・。
ううっ・・・寂しすぎる・・・。
「残念だったねぇ賢斗。優依のことは私に任せといて」
そう言いながら話に入ってきた彩香ちゃん。
二年生のときに急速に仲が良くなった私たちは、いつのまにか名前で呼び合う仲になっていた。
今のクラス、話したことない人が多いから、彩香ちゃんがいてくれてほんとに嬉しい。
「優依のことは誰にも任せたくねーし」
「だから神崎、クラスかわってよ」と本気が垣間見える顔で言った賢斗くんに、彩香ちゃんが呆れかえる。
「あんた、『彼女のことになるとアホすぎる上に怖すぎてヤバい人』って言われてんの知ってる?もうちょっと自重したらぁ?」
「優依以外に何言われてもどうでもいー」
今日は三年生になって最初の日。
一時間目の後の短い休み時間、私の机で突っ伏しながら賢斗くんが力なくそう言った。
私と賢斗くん、三年生ではクラスが離れてしまった。
しかも楓ちゃんと瑞希ちゃんとも離れてしまったんだよね・・・。
ううっ・・・寂しすぎる・・・。
「残念だったねぇ賢斗。優依のことは私に任せといて」
そう言いながら話に入ってきた彩香ちゃん。
二年生のときに急速に仲が良くなった私たちは、いつのまにか名前で呼び合う仲になっていた。
今のクラス、話したことない人が多いから、彩香ちゃんがいてくれてほんとに嬉しい。
「優依のことは誰にも任せたくねーし」
「だから神崎、クラスかわってよ」と本気が垣間見える顔で言った賢斗くんに、彩香ちゃんが呆れかえる。
「あんた、『彼女のことになるとアホすぎる上に怖すぎてヤバい人』って言われてんの知ってる?もうちょっと自重したらぁ?」
「優依以外に何言われてもどうでもいー」