どんな君も、全部好きだから。
◇ Episode 2
特別な笑顔
夏海くんからの告白があまりに衝撃的で、週末は何も手につかなかった。
月曜日、夏海くんに会ったらどんな顔をしていいのかわからなくて、朝からなんとなくコソコソとしていた。
自分のクラス前の廊下から教室の中をそっと覗き込む。
夏海くんがまだ来ていないことを確認し、ホッと小さく息を吐いて教室に入った。
「優依、おはよう」
「おはよ~優依ちゃん」
自分の席に荷物を置くと、楓ちゃんと瑞希ちゃんが来てくれた。
「おっっおはよう・・・!」
二人の顔を見た瞬間ものすごくほっとして、思わず涙が出そうになってしまった。
なんだかいつもの私の場所、私の日常に戻れたような気がして。
「どうしたの?」
私の様子がよっぽど変だったのか、楓ちゃんが不思議そうな顔で尋ねてきた。
「あの・・・二人に話したいことがあって・・・相談にのってほしいというか・・・」
週末ずっと一人で考えていたけどとっくにキャパオーバーしていたので、とにかく誰かに話を聞いてほしかった。
「相談?なにごと?」
「こ、ここじゃちょっと・・・」
「場所変えよっか」
時計を見ると、朝のHRが始まるまであと20分はある。
月曜日、夏海くんに会ったらどんな顔をしていいのかわからなくて、朝からなんとなくコソコソとしていた。
自分のクラス前の廊下から教室の中をそっと覗き込む。
夏海くんがまだ来ていないことを確認し、ホッと小さく息を吐いて教室に入った。
「優依、おはよう」
「おはよ~優依ちゃん」
自分の席に荷物を置くと、楓ちゃんと瑞希ちゃんが来てくれた。
「おっっおはよう・・・!」
二人の顔を見た瞬間ものすごくほっとして、思わず涙が出そうになってしまった。
なんだかいつもの私の場所、私の日常に戻れたような気がして。
「どうしたの?」
私の様子がよっぽど変だったのか、楓ちゃんが不思議そうな顔で尋ねてきた。
「あの・・・二人に話したいことがあって・・・相談にのってほしいというか・・・」
週末ずっと一人で考えていたけどとっくにキャパオーバーしていたので、とにかく誰かに話を聞いてほしかった。
「相談?なにごと?」
「こ、ここじゃちょっと・・・」
「場所変えよっか」
時計を見ると、朝のHRが始まるまであと20分はある。