どんな君も、全部好きだから。
「ほ・・・・・・ほんと、に・・・?」
身体も表情も固まっている楓ちゃんが、なんとか口だけ動かしてそれだけ言ったので、私はコクリと頷いた。
「付き合うの・・・?!」
瑞希ちゃんがゴクリと唾をのみこんでから若干キラキラとした瞳で聞いてきたので、私は慌てて首を振った。
「私が夏海くんにつり合うわけないし、付き合うとか想像もできないから・・・ほんとに無理っていうか・・・」
「じゃあ断ったっていうこと?」
「え―――もったいない!」
私の答えに二人の声が少し大きくなった。
「断ったんだけど・・・なんか、それがなかったことにされちゃって・・・」
『俺ともっと仲良くなってから、もっかい判断してもらえない?』
夏海くんの言葉を思い出して、顔がみるみる赤くなっていくのを感じる。
「仲良くなってからまた告白するから、そのときに返事がほしいって・・・」
「それって、諦められないからもう一回チャンスがほしい、みたいな感じだよね?!」
「優依ちゃんのことめっちゃ好きってことじゃん・・・!!」
二人が「キャー!」とでも声を発しそうなほど、とても興奮しているのが伝わってくる。
私も、もし二人のうちどちらかにそんな話があったら同じ反応をしたと思う。
私の友だちが告白されて、それがとても好かれている感じだったらやっぱり嬉しい。
二人ともとても大事な友だちだから、素敵な人に想われてほしい。
身体も表情も固まっている楓ちゃんが、なんとか口だけ動かしてそれだけ言ったので、私はコクリと頷いた。
「付き合うの・・・?!」
瑞希ちゃんがゴクリと唾をのみこんでから若干キラキラとした瞳で聞いてきたので、私は慌てて首を振った。
「私が夏海くんにつり合うわけないし、付き合うとか想像もできないから・・・ほんとに無理っていうか・・・」
「じゃあ断ったっていうこと?」
「え―――もったいない!」
私の答えに二人の声が少し大きくなった。
「断ったんだけど・・・なんか、それがなかったことにされちゃって・・・」
『俺ともっと仲良くなってから、もっかい判断してもらえない?』
夏海くんの言葉を思い出して、顔がみるみる赤くなっていくのを感じる。
「仲良くなってからまた告白するから、そのときに返事がほしいって・・・」
「それって、諦められないからもう一回チャンスがほしい、みたいな感じだよね?!」
「優依ちゃんのことめっちゃ好きってことじゃん・・・!!」
二人が「キャー!」とでも声を発しそうなほど、とても興奮しているのが伝わってくる。
私も、もし二人のうちどちらかにそんな話があったら同じ反応をしたと思う。
私の友だちが告白されて、それがとても好かれている感じだったらやっぱり嬉しい。
二人ともとても大事な友だちだから、素敵な人に想われてほしい。