どんな君も、全部好きだから。
その時、
「あれ?早坂さん?」
夏海くんにドギマギしている私の耳に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
声のした方を見ると、去年一緒の時期に図書委員をしていた宮田大輝先輩が私たちを見ていた。
「宮田先輩」
委員のときに必要最低限のことしか話したことがなかったので、こんなふうに声をかけてくれるのが少し意外だ。
爽やかで知的な雰囲気は去年から変わってない。
「久しぶり。もしかして今年も図書委員?当番中?」
「あ、はい、今年も図書委員です。今は当番じゃなくて、お仕事内容の説明というか・・・」
「へぇ、熱心だな。二人で図書委員なの?」
そう言った宮田先輩が一瞬ちらっと夏海くんの方を見て、また私に視線を戻す。
「はい」
「そっか。じゃあ頑張って」
そう言って手を振って立ち去ろうとした先輩の動きがピタッと止まり、こちらを振り返った。
「早坂さんたち、当番いつから?」
「えっ?今週の水曜日からですけど・・・」
私の返答に「了解」と答えて去っていった宮田先輩。
なんで当番の日を聞いてきたのかな?
「あれ?早坂さん?」
夏海くんにドギマギしている私の耳に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
声のした方を見ると、去年一緒の時期に図書委員をしていた宮田大輝先輩が私たちを見ていた。
「宮田先輩」
委員のときに必要最低限のことしか話したことがなかったので、こんなふうに声をかけてくれるのが少し意外だ。
爽やかで知的な雰囲気は去年から変わってない。
「久しぶり。もしかして今年も図書委員?当番中?」
「あ、はい、今年も図書委員です。今は当番じゃなくて、お仕事内容の説明というか・・・」
「へぇ、熱心だな。二人で図書委員なの?」
そう言った宮田先輩が一瞬ちらっと夏海くんの方を見て、また私に視線を戻す。
「はい」
「そっか。じゃあ頑張って」
そう言って手を振って立ち去ろうとした先輩の動きがピタッと止まり、こちらを振り返った。
「早坂さんたち、当番いつから?」
「えっ?今週の水曜日からですけど・・・」
私の返答に「了解」と答えて去っていった宮田先輩。
なんで当番の日を聞いてきたのかな?