どんな君も、全部好きだから。
「早坂の教え方上手でわかりやすかった」
帰り道、徐々に日が長くなってきた夕方の街を並んで歩きながら、夏海くんが『ありがと』と付け加えて言った。
「本当?良かった」
緊張しすぎて頭が回ってなかったけど、ちゃんとお役に立てたみたいだ。
「早坂いっつもテスト50位入ってるもんな。すげーよな」
「・・・知ってたの?」
夏海くんの言葉に私は驚いて目を丸くする。
「前から知ってる」
そう言った夏海くんは私がいる方とは反対側に顔を向けてしまったので、今どんな表情をしているのかわからなくなってしまった。
告白してくれたときも、『ずっと好きだった』って言ってくれた。
いつから好きでいてくれてるのかな・・・。
何がきっかけで、こんな私のどこを好きになってくれたのかな。
聞いてみたいけど、今は夏海くんの顔が見えないから、なんだか聞く勇気が出なかった。
帰り道、徐々に日が長くなってきた夕方の街を並んで歩きながら、夏海くんが『ありがと』と付け加えて言った。
「本当?良かった」
緊張しすぎて頭が回ってなかったけど、ちゃんとお役に立てたみたいだ。
「早坂いっつもテスト50位入ってるもんな。すげーよな」
「・・・知ってたの?」
夏海くんの言葉に私は驚いて目を丸くする。
「前から知ってる」
そう言った夏海くんは私がいる方とは反対側に顔を向けてしまったので、今どんな表情をしているのかわからなくなってしまった。
告白してくれたときも、『ずっと好きだった』って言ってくれた。
いつから好きでいてくれてるのかな・・・。
何がきっかけで、こんな私のどこを好きになってくれたのかな。
聞いてみたいけど、今は夏海くんの顔が見えないから、なんだか聞く勇気が出なかった。