どんな君も、全部好きだから。
◇ Episode 3
幼馴染の女の子
ゴールデンウィーク最終日に楓ちゃん、瑞希ちゃんとカフェでお茶をした。
『夏海くんとはその後どうなの?』と興味津々の二人にタジタジしながら、私は一緒に図書館で勉強した話をした。
「お勉強デートだ!」
「優依らしくてちょっとほっとした」
「あーたしかに、優依ちゃんのペースに合わせてくれてる感じで、なんかいいね」
「夏海くんの印象めっちゃ変わったわ~」
そんな二人の会話を聞きながら、私は恥ずかしいやら照れくさいやらで終始しどろもどろになっていた。
まさか私が友だちとこんなふうに男の子の話をする日がくるなんて・・・。
夏海くんが私とゆっくり仲良くなろうとしてくれていることは感じている。
私が苦手なことは無理にしないし、緊張で固まったときや言葉に詰まったときも、急かすようなことはせずじっと待っててくれる。
口数は多くないけど、夏海くんが優しいのはちゃんと伝わってくる。
私は、この優しさに何を返せるんだろうってずっと考えてた。
まだ好きかどうかはわからないけど、私も夏海くんと仲良くなりたいと思っているのは確かだった。
『夏海くんとはその後どうなの?』と興味津々の二人にタジタジしながら、私は一緒に図書館で勉強した話をした。
「お勉強デートだ!」
「優依らしくてちょっとほっとした」
「あーたしかに、優依ちゃんのペースに合わせてくれてる感じで、なんかいいね」
「夏海くんの印象めっちゃ変わったわ~」
そんな二人の会話を聞きながら、私は恥ずかしいやら照れくさいやらで終始しどろもどろになっていた。
まさか私が友だちとこんなふうに男の子の話をする日がくるなんて・・・。
夏海くんが私とゆっくり仲良くなろうとしてくれていることは感じている。
私が苦手なことは無理にしないし、緊張で固まったときや言葉に詰まったときも、急かすようなことはせずじっと待っててくれる。
口数は多くないけど、夏海くんが優しいのはちゃんと伝わってくる。
私は、この優しさに何を返せるんだろうってずっと考えてた。
まだ好きかどうかはわからないけど、私も夏海くんと仲良くなりたいと思っているのは確かだった。