どんな君も、全部好きだから。
そもそも、付き合ってない男の子と二人で遊んだりするものなの?
こうやって一緒に帰ってるのは?
今まで男の子の友だちがいたことがないから本当によくわからない。
私と夏海くんは、今なんという名前の関係なの?
仲良くなりたいと思って接している人だから・・・友だちでいいのかな。
でも、なんだかしっくりこないな・・・。
「あれっ?けんちゃん?」
物思いにふけっている私を現実に引き戻したのは、聞きなれない女の子の声。
振り向くと、私たちと同じ制服を着た女の子がこちらを見ていた。
「やっぱけんちゃんだ!」
「りぃ。なんでここに?」
夏海くんが呼んだ『りぃ』という名前に聞き覚えがあった。
確か夏海くんと青山くんの幼馴染で、1年生の子。
『りぃ』さんは、クリっとした瞳が可愛くて、短めボブの髪がとても似合っている活発そうな女の子だった。
「今日友だちの家で勉強しよって言ってて、その子んちがこっちなの」
「ふーん。んでその友だちは?」
「スマホ学校に忘れたから取りに戻った。私は先に家行っててって言われて」
二人の会話中、なんだかりぃさんの視線をチラチラと感じてしまってドキッとなる。
「りぃ、見すぎ」
夏海くんも気づいていたみたいで、少し呆れたような声色でりぃさんをたしなめる。
「いや~だって気になっちゃって!二人きりで帰ってるってことは、もしかして例の?」
キラキラとした瞳で夏海くんと私の顔を交互に見ているりぃさんに、私はタジタジとなる。
「そーだよ。・・・早坂、こいつ幼馴染の須川李衣菜」
「初めまして!会いたかったです!」
夏海くんが紹介するやいなや、待ってましたとばかりに私に話しかけるりぃさ・・・須川さん。
っていうか、会いたかったって、なぜっ?!
こうやって一緒に帰ってるのは?
今まで男の子の友だちがいたことがないから本当によくわからない。
私と夏海くんは、今なんという名前の関係なの?
仲良くなりたいと思って接している人だから・・・友だちでいいのかな。
でも、なんだかしっくりこないな・・・。
「あれっ?けんちゃん?」
物思いにふけっている私を現実に引き戻したのは、聞きなれない女の子の声。
振り向くと、私たちと同じ制服を着た女の子がこちらを見ていた。
「やっぱけんちゃんだ!」
「りぃ。なんでここに?」
夏海くんが呼んだ『りぃ』という名前に聞き覚えがあった。
確か夏海くんと青山くんの幼馴染で、1年生の子。
『りぃ』さんは、クリっとした瞳が可愛くて、短めボブの髪がとても似合っている活発そうな女の子だった。
「今日友だちの家で勉強しよって言ってて、その子んちがこっちなの」
「ふーん。んでその友だちは?」
「スマホ学校に忘れたから取りに戻った。私は先に家行っててって言われて」
二人の会話中、なんだかりぃさんの視線をチラチラと感じてしまってドキッとなる。
「りぃ、見すぎ」
夏海くんも気づいていたみたいで、少し呆れたような声色でりぃさんをたしなめる。
「いや~だって気になっちゃって!二人きりで帰ってるってことは、もしかして例の?」
キラキラとした瞳で夏海くんと私の顔を交互に見ているりぃさんに、私はタジタジとなる。
「そーだよ。・・・早坂、こいつ幼馴染の須川李衣菜」
「初めまして!会いたかったです!」
夏海くんが紹介するやいなや、待ってましたとばかりに私に話しかけるりぃさ・・・須川さん。
っていうか、会いたかったって、なぜっ?!