私の人生を変えてくれた人 3 前編

「先生が話さないなら帰るよ
 私がここにいる意味ないし」

冷たく言い放った

「分かったから…
 怒らないで…
 俺はお前と少しでも一緒にいたいんだよ…」

「話してくれるんですか…?」

「うん…
 でもこれから話すことは俺の独り言だと思って聞いてね」

「何で?」

「いいから聞いて?」

「分かった…」

「実は……俺…異動になった…
 4月からはこの学校にいない」

……………
……っえ!
嘘……
嘘だよね…

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