私の人生を変えてくれた人 3 前編
私が何も言わないでいると先生が話続けた
「このこと、新聞が出るまで誰にも言っちゃいけないからさ…
だから俺の独り言な?
お前はそれをたまたま聞いちゃっただけな?」
私の目を見つめてくる瞳
それは真剣だった
これは事実なのだと言わんばかりに
でも信じたくなかった
「嘘……嘘だよね……?」
「嘘じゃない
本当だよ」
「いや…!
信じない!
そんなこと信じたくない!」