私の人生を変えてくれた人 3 前編
「そうだな……」
「あの傷深かったからさ…治るまで時間かかったんだ
でも関口先生、治るまで消毒し続けてくれたんだ
痛くて暴れても治るまでやってくれた」
「そうだったんだ…」
「だからつい先生って言っちゃった」
「そっか
関口先生はこの傷のこと知ってるの?」
「どうだろう?
私は何も言ってないけど気づいてる可能性はあると思うよ」
「関口先生だからな…気づいてるかもしれないな」
「だよね…」