私の人生を変えてくれた人 3 前編
「俺だけだったのかよ!
岩本は俺を信じてくれてると思ってたの
なぁどうなんだよ…!」
「……………………」
「何とか言えよ…………………何か話せよ…!」
「……………………」
ガラッ!
「下山先生!」
そんな時、保健室の扉が勢いよく開いた
中に入ってきたのは関口先生だった
「下山先生、何してるんですか?
職員室まで声、聞こえてましたけど」
「……………………」
「それに………岩本も怯えてますよ
病人なんだから…………怒鳴らないであげてください」
「……………………すみません」
「何かあったのは分かります
いつも岩本に対して優しい下山先生が怒鳴ってしまうくらいのことが
ですが………落ち着いて話しましょう?」
「…………………はい」
「岩本もそれでいいかな?」
「………………………」