私の人生を変えてくれた人 3 前編
「岩本…………ごめんな……
体辛いのに……」
「……………………」
岩本は何も言わない
ただ荒い息を繰り返している
「大丈夫だからな…………ずっと側にいるから……」
俺は岩本の手を握った
そしてかすかに握り返してくれた
「……………せん……せ……………」
そう言って岩本は目を閉じた
「岩本…?
おい…!岩本……!」
………………
また………意識飛ばしたか………
そうだよな………熱…高いもんな………
ごめんな……俺のせいで………