私の人生を変えてくれた人 3 前編
「雄斗……怖い…」
「大丈夫
俺がついてるから」
「雄斗…」
香音は俺の胸に顔を埋めた
手も俺の上着を握りしめている
香音、大丈夫だよ
俺がお前のこと守ってやるからな
そして病院の外についた
「香音、外に出たよ
歩ける?」
そう聞いてみたけど反応がなかった
「香音…?」
顔を覗きこんでみると香音は寝ていた
「寝ちゃってる…」
「極度の緊張状態が続いて疲れたんだろ
寝かせてやれ」