狂った魔法からは逃げられない〜歪んだ愛の鎖〜
ルーカスさんは服のポケットから小瓶を取り出す。ハート型のガラスでできた瓶の中には、赤い液体が入っていた。
「それは、一体何ですか?」
魔法使いだの、記憶を消しただの、まだ理解が追いついていない中、私は訊ねる。声が震えてしまっていた。
「惚れ薬だよ。僕のことしか考えられなくなって、あとは全てどうでもよくなるんだ」
ルーカスさんがそう言った後、私の視界が反転し、視界いっぱいにルーカスさんと天井が映った。彼に呆気なく押し倒されてしまった。
「や、嫌です!やめて!」
ルーカスさんの胸板を押して抵抗するものの、彼にとって私の抵抗など子猫が戯れているのと変わらないのだろう。嬉しそうに笑っている。
「大丈夫、何も怖くないよ」
そう言い、ルーカスさんは小瓶の蓋を開ける。そして自分の口に流し込み、迷うことなく私に口付ける。
「んんっ!」
ルーカスさんの舌が私の口を無理矢理こじ開け、液体が私の口の中に入り込んでくる。飲み込んではいけない。そう思っていても、何度も唇に噛み付かれるようなキスをされ、甘ったるい液体を飲んでしまった。
「……ルー……カス……さ……」
先ほどまで考えていた家族のことが、どうでもよくなっていく。目の前にいる彼がただ愛おしい。ルーカスさんのことしか見えない。そんな私を見て、ルーカスさんは嬉しそうに微笑んだ後、おでこにキスをしてくれた。
「本当にミラは手のかかるお姫様だね、永遠に愛してる」
「私も、愛してます……!」
私、今すごく幸せです。
「それは、一体何ですか?」
魔法使いだの、記憶を消しただの、まだ理解が追いついていない中、私は訊ねる。声が震えてしまっていた。
「惚れ薬だよ。僕のことしか考えられなくなって、あとは全てどうでもよくなるんだ」
ルーカスさんがそう言った後、私の視界が反転し、視界いっぱいにルーカスさんと天井が映った。彼に呆気なく押し倒されてしまった。
「や、嫌です!やめて!」
ルーカスさんの胸板を押して抵抗するものの、彼にとって私の抵抗など子猫が戯れているのと変わらないのだろう。嬉しそうに笑っている。
「大丈夫、何も怖くないよ」
そう言い、ルーカスさんは小瓶の蓋を開ける。そして自分の口に流し込み、迷うことなく私に口付ける。
「んんっ!」
ルーカスさんの舌が私の口を無理矢理こじ開け、液体が私の口の中に入り込んでくる。飲み込んではいけない。そう思っていても、何度も唇に噛み付かれるようなキスをされ、甘ったるい液体を飲んでしまった。
「……ルー……カス……さ……」
先ほどまで考えていた家族のことが、どうでもよくなっていく。目の前にいる彼がただ愛おしい。ルーカスさんのことしか見えない。そんな私を見て、ルーカスさんは嬉しそうに微笑んだ後、おでこにキスをしてくれた。
「本当にミラは手のかかるお姫様だね、永遠に愛してる」
「私も、愛してます……!」
私、今すごく幸せです。