魔法のいらないシンデレラ 3
「見て!すみれちゃん。クリスマスツリーよ」
12月1日に、毎年一斉にホテルの館内に飾られるクリスマスツリーは、今年もきらびやかにホテルを彩っている。
「わあー、きれいね!こゆせんせい」
すみれは、うっとりとツリーを見上げている。
吹き抜けのロビーに置かれたツリーは、高さもありとても豪華だ。
小雪はすみれを抱っこすると、ツリーの近くまで行く。
「どう?飾り、よく見える?」
「うん!キラキラしててとってもきれい」
小雪は、すみれの瞳こそキラキラ輝いていると思いながら、微笑んですみれの横顔を見つめた。
(サンタさん、どうかお願いです。すみれちゃんがずっとずっとこの先も幸せでありますように…。蓮くんも瑠璃さんも総支配人も、みんないつまでも幸せでいてくれますように…)
心の中で願い、目尻に涙を浮かべながら、小雪はいつまでもすみれとツリーを眺めていた。
12月1日に、毎年一斉にホテルの館内に飾られるクリスマスツリーは、今年もきらびやかにホテルを彩っている。
「わあー、きれいね!こゆせんせい」
すみれは、うっとりとツリーを見上げている。
吹き抜けのロビーに置かれたツリーは、高さもありとても豪華だ。
小雪はすみれを抱っこすると、ツリーの近くまで行く。
「どう?飾り、よく見える?」
「うん!キラキラしててとってもきれい」
小雪は、すみれの瞳こそキラキラ輝いていると思いながら、微笑んですみれの横顔を見つめた。
(サンタさん、どうかお願いです。すみれちゃんがずっとずっとこの先も幸せでありますように…。蓮くんも瑠璃さんも総支配人も、みんないつまでも幸せでいてくれますように…)
心の中で願い、目尻に涙を浮かべながら、小雪はいつまでもすみれとツリーを眺めていた。