魔法のいらないシンデレラ 3
「あ、一生さんだ!わー、久しぶり!」
「…え?」
怪訝そうに麗華を見ている一生に、瑠璃が笑いかけた。
「一生さん、麗華さんよ」
「え、ええっ?!」
一生は驚いて目を見張る。
「やだ、そんなに驚くこと?」
「いや、だって、随分印象が…」
「ふふふ、まあね。それより一生さんこそ、変な真似しないでよね」
「へ?変な真似って?」
「ネットでしれっと予約入れたでしょ?スタッフがざわついたのよ。これは同姓同名の別人か?って」
ああ、と一生は苦笑いする、
「いや、すまなかった。まさか気付かれるとは思わなくて。部屋をグレードアップしてくれたんだろう?ありがとう」
「本当に。麗華さん、あんな豪華なお部屋をどうもありがとう」
一生と瑠璃の言葉に、麗華は手を振る。
「いいのよ、それくらい。でも良かったわ、会えて。私、昨日まで神戸のホテルで仕事してたんだけど、お二人に会いたくて今日こっちに…って、ん?」
麗華は言葉の途中で、一生の背後を覗き込む。
すみれが、一生の後ろからそっと顔を覗かせていた。
「…え?」
怪訝そうに麗華を見ている一生に、瑠璃が笑いかけた。
「一生さん、麗華さんよ」
「え、ええっ?!」
一生は驚いて目を見張る。
「やだ、そんなに驚くこと?」
「いや、だって、随分印象が…」
「ふふふ、まあね。それより一生さんこそ、変な真似しないでよね」
「へ?変な真似って?」
「ネットでしれっと予約入れたでしょ?スタッフがざわついたのよ。これは同姓同名の別人か?って」
ああ、と一生は苦笑いする、
「いや、すまなかった。まさか気付かれるとは思わなくて。部屋をグレードアップしてくれたんだろう?ありがとう」
「本当に。麗華さん、あんな豪華なお部屋をどうもありがとう」
一生と瑠璃の言葉に、麗華は手を振る。
「いいのよ、それくらい。でも良かったわ、会えて。私、昨日まで神戸のホテルで仕事してたんだけど、お二人に会いたくて今日こっちに…って、ん?」
麗華は言葉の途中で、一生の背後を覗き込む。
すみれが、一生の後ろからそっと顔を覗かせていた。