魔法のいらないシンデレラ 3
第二章 瑠璃の職場
すみれを預けた後、オフィス棟の3階に向かいながら、瑠璃はそっとお腹に手を当てる。
(ここ数週間で、一気に大きくなった気がする。すみれの時よりも早いなあ。二人目だからかしら?)
そんな事を考えつつ、愛おしそうにお腹をなでる。
出産予定日は8月の下旬。
体調に気を付けながら、瑠璃は時短で仕事を続けていた。
「おはようございます」
企画広報課のドアを開けると、皆が一斉に瑠璃を見て笑顔で応えてくれる。
「おっはよー!瑠璃ちゃん」
「今日も元気かーい?」
賑やかで優しいメンバーに囲まれ、瑠璃はここに来るといつも明るい気持ちになる。
「瑠璃ちゃん、おはよう!」
「おはよう、奈々ちゃん」
隣の席の奈々は、2つ年下だが同期入社で、もはや瑠璃の大親友。
一緒に組んで仕事をしたり、時にはおしゃべりに花を咲かせたり…
瑠璃が時短勤務の為、奈々の仕事の負担が大きくなってしまっているが、そんな事は全く気にも留めていない様子で、逆に瑠璃を気遣ってくれる。
今や瑠璃の生活には、ここでの時間が欠かせないものになっていた。
「おはよう、瑠璃ちゃん」
「青木課長、おはようございます。いつも遅い出勤で申し訳ありません」
瑠璃は、デスクに近付いてきた課長に頭を下げる。
「全然気にすることないよ!むしろ妊娠中も働いてくれて、とても助かってる。だけど、くれぐれも無理はしないように!奈々ちゃん、しっかり見張っててね」
青木の言葉に、奈々は、はい!と頷く。
そして束の間、二人は微笑みながら見つめ合った。
(うわー、ラブラブ!)
見ている瑠璃の方が照れくさくなって、思わず視線を落とす。
(ここ数週間で、一気に大きくなった気がする。すみれの時よりも早いなあ。二人目だからかしら?)
そんな事を考えつつ、愛おしそうにお腹をなでる。
出産予定日は8月の下旬。
体調に気を付けながら、瑠璃は時短で仕事を続けていた。
「おはようございます」
企画広報課のドアを開けると、皆が一斉に瑠璃を見て笑顔で応えてくれる。
「おっはよー!瑠璃ちゃん」
「今日も元気かーい?」
賑やかで優しいメンバーに囲まれ、瑠璃はここに来るといつも明るい気持ちになる。
「瑠璃ちゃん、おはよう!」
「おはよう、奈々ちゃん」
隣の席の奈々は、2つ年下だが同期入社で、もはや瑠璃の大親友。
一緒に組んで仕事をしたり、時にはおしゃべりに花を咲かせたり…
瑠璃が時短勤務の為、奈々の仕事の負担が大きくなってしまっているが、そんな事は全く気にも留めていない様子で、逆に瑠璃を気遣ってくれる。
今や瑠璃の生活には、ここでの時間が欠かせないものになっていた。
「おはよう、瑠璃ちゃん」
「青木課長、おはようございます。いつも遅い出勤で申し訳ありません」
瑠璃は、デスクに近付いてきた課長に頭を下げる。
「全然気にすることないよ!むしろ妊娠中も働いてくれて、とても助かってる。だけど、くれぐれも無理はしないように!奈々ちゃん、しっかり見張っててね」
青木の言葉に、奈々は、はい!と頷く。
そして束の間、二人は微笑みながら見つめ合った。
(うわー、ラブラブ!)
見ている瑠璃の方が照れくさくなって、思わず視線を落とす。